1.企画名 郷土ゆかりの企画展覧会
「庄内の美術家たち10 追想・明治の絵師 加藤雪窓」展 ――諸国遊歴の末、酒田に身を寄せた偉才――
2.会場 鶴岡アートフォーラム ギャラリー2
3.会期 2015(平成27)年2月7日(土)〜3月8日(日) 26日間 月曜休館
4.開場時間 9:30〜17:30(入場は17:00まで)
5.観覧料 一般200(160)円/高大生100(80)円/中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
6.内容

郷土文化に関する企画として、庄内で活躍し、地域の芸術の発展に貢献した作家を紹介する展覧会「庄内の美術家たち10 追想・明治の絵師 加藤雪窓」展を開催します。

加藤雪窓は明治5(1872)年、旧秋田藩士の家に生まれました。幼くして父親を失い、漢学に通じていた祖父久恒(主鈴)に育てられ、書を大越関石、絵を小室秀俊(怡々斎)に学びました。 廃藩後の情勢のなか、久恒は秋田を離れ、早くして才気を見せた孫とともに諸国遊歴の旅に出ました。 書や絵を糧にし、酒田、上州、関東など、約7年にわたる旅程の末、ようやくふたりが身を落ち着かせたのが港町酒田でした。 この地で友人たちに恵まれた加藤雪窓は、明治29(1896)年、本格的な画業研鑚のために上京し、当時の日本美術界の重鎮のひとりである橋本雅邦に入門します。 西洋画の影響を受け、新たな日本画の創造を目指す中央画壇の画家たちのなかでも、幼少から鍛え上げた加藤雪窓の腕は早くから認められ、日本絵画協会をはじめとして、多くの展覧会で彼の絵が賞を受賞し、宮内省の買上げになった作品もありました。

明治34(1901)年には一家で東京に居を構え、画家として邁進していくも、師の橋本雅邦がこの世を去った明治41(1908)年、突如、加藤雪窓は東京から酒田へ帰り、以降、大正7(1918)年に没するまで、同地で旧知の者たちと交流し、時に旅をし、また、筆を執り続けて、酒田の絵師として生涯を終えました。

本展覧会では、加藤雪窓を明治から大正へと至る時代のなかで見直すとともに、彼が描いた人物図や山水図などの屏風や掛軸、約20作品を展覧します。

7.関連事業 ギャラリー・トーク

当館学芸員による作品解説を行います
日時:2月7日(土)、2月28日(土) 各回14:00〜15:00
参加料:無料 ※ただし、入場には観覧券が必要です。
申込み:不要 ※ギャラリーへ直接お越しください。
8.主催 鶴岡アートフォーラム/鶴岡市教育委員会
9.協力 公益財団法人致道博物館
10.企画 鶴岡アートフォーラム
11.問い合わせ先 鶴岡アートフォーラム
〒997-0035 鶴岡市馬場町13-3 TEL:0235-29-0260
 
 
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