郷土ゆかりの企画展覧会
庄内の美術家たち13 秋野松堂
会期 | 2018(平成30)年2月3日(土) ~ 3月4日(日) | ||||||||
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休館日 | 月曜日 ※ただし、2月12日(月・祝)は開館し、翌13日(火)は休館。 | ||||||||
開場時間 | 9:00~17:30 (入場は17:00まで) | ||||||||
観覧料 | 一般200(160)円/高大生100(80)円/中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 | ||||||||
内容 |
郷土の芸術文化史を見直し、庄内にゆかりの作家を取り上げて紹介するシリーズの第13回。今回は明治から昭和にかけて郷土で描き続けた、秋野松堂の画業を紹介します。 秋野松堂は明治13(1880)年、西田川郡大山町安良町(現、鶴岡市大山)に生れました。本名を光廣といい、国学者秋野庸彦の次男として生を受けました。大山小学校を経て、荘内中学校(現、鶴岡南高等学校)へと進んだ秋野松堂は、日本画家の武藤鶴城に画技を習ったといわれています。 明治32(1899)年、中学校を卒業した秋野松堂は早稲田大学文学科へ進学し、上京します。中央では南画家の奥原晴湖とその養女である晴翠に師事し、画業に励みました。しかしながら、加茂の本家を継いでいた弟、定廣が没したことをきっかけにしてか、大学を卒業した明治40(1907)年に大山へと帰郷し、本家の養子となります。加茂の秋野家は庄内で三本の指に数えられる大地主であり、大正3(1914)年に家督を継いだ秋野松堂は郷里の発展のためにさまざまな社会事業に尽力しました。 その家業の一方で、秋野松堂は書画も精力的に続け、自ら南画の会を興し、門人の育成に携わりました。山水のほか花鳥にも優れ、写生に通じた富士図など多彩な作品を遺し、秋野松堂は昭和32(1957)年にこの世を去りました。本展では、高い画技を身につけながらも、中央に出品することなく郷土のために生きた、この孤高の画家の作品約50点を展覧します。 |
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関連企画 |
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主催 | 鶴岡アートフォーラム/鶴岡市教育委員会 | ||||||||
協力 | 公益財団法人致道博物館 | ||||||||
企画 | 鶴岡アートフォーラム |